トリプルXのストーリーと批評

映画トリプルXはこれまでのスパイ映画史を塗り替える斬新なテイストで人気を醸した2002年公開のアクション映画です。007シリーズとよく対極に語られるのですが、まずトリプルXにはジェームズ・ボンドシネマでよくありがちな豪華なパーティー会場もなければ華やかな美女もいません。それどころか、なぜかヘヴィ・メタルバンドのライブ会場に送り込まれたスパイは冒頭でいきなり撃ちころされてしまいます。そこで、アングラな雰囲気に合わせる為か次に任命されたのがエクストリーム・スポーツのカリスマ、ザンダー・ケイジです。スキンヘッドに首の後ろのxXx(過激の3乗)のタトゥーがトレードマークの、まさにスリルの申し子のようなワイルドガイ。このザンダー・ケイジはひょんなことからNSAこと国家安全保障局のシークレット・エージェントに任命され、“xXx”のコードネームと共に破壊のライセンスを与えられます。迫力満点のバイクスタント、雪崩の中でのスノーボーディング、高速潜水艇への飛び移りなど様々なデンジャーシーンを経て最終的にプラハのテロ組織「アナーキー99」の壊滅に成功します。迫力あり、恋愛あり、感動ありのアクションストーリーは各方面の著名人から様々な批評を呼び、主人公をアメリカヒップホップ界の重鎮アイス・キューブに変えての続編も公開されましたが、3作目は未だ未定のようです。ちなみに、トリプルX1作目の潜水艇のスタントシーンで主人公ザンダーのスタントを演じたハリー・オコナーが撮影中に橋桁に衝突して命を落とす事故が起こっています。しかし監督のコーエンは彼の勇気とプロ意識の高さに敬意を表し、その直前までの映像を実際に使用しています。映画のレビューや口コミでもスリリングで臨場感があり、迫力満点!などの高い評価が多く、お勧めのアクション映画です。

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